地元のそば名人が語る
~そばをいただくことは、生命(いのち)をいただくこと~
南信州・飯田のそば名人「仁科 保さん」(南信州飯田そばの会 会長)に、そばの魅力と子供達にそば打ちを教える「体験教育」について語っていただきました。
そばは75日で収穫でき、痩せた土地でも収穫できるのは周知の通りですが、
栄養食品としても優れた食べ物です。タンパク質・アミノ酸・食物繊維・ビタミン・ミネラル・ルチンをはじめとするポリフェノール類を豊富に含んだ、総合栄養食がそばです。
過酷な環境で育まれたそばの実は、まさに生命力の固まりです。数百年も前のそばの実を植えても芽を出します。良いそば粉は、水を加えると緑色になります。これは発芽する時の現象と全く同じです。そばをいただくことは、文字通り生命(いのち)をいただくことなのです。
そば打ちは大人の嗜好ととらえられがちですが、ここ南信州・飯田では小中学生の体験教育として定番のメニューです。五感をフルに使うそば打ち体験で、生命力の固まりであるそばにふれ、子供たちは生命の大切さや食物の大切さを学びとるのです。
そばを知り尽くした名人は、南信州のそばの魅力について熱く語って下さりました。仁科さんは「体の不調もそばで治してしまう」ほどだとか。「生命(いのち)をいただく」との言葉がとても印象的でした。
取材協力:そば処高田屋本店、蕎麦陸右衛門、南信州飯田そばの会 仁科保さん