長野県南部の山深く、飯田市南信濃(旧 下伊那郡南信濃村)龍淵寺の境内に湧き出る天然水が、「観音霊水」です。
この湧き水は、かつて地域一帯を支配していた豪族遠山氏により整備されました。以来、450年以上の長きわたり、生活用水や農業用水として利用されてきました。

近年の水質検査により、カルシウムとマグネシウムの含有量が非常に高いことなど、国内外の名水と呼ばれるミネラルウォーターと比較しても遜色ないことが判明し、インターネットや新聞、テレビで取り上げられるなどして一躍有名になりました。
マグネシウムの値は12.3mg/リットル。イタリアのクールマイヨールやフランスのコントレックスなどに比べても1.5倍近くあるなど、世界の冠たるナチュラル・ミネラルウォーターにも引けを取りません。
また、「きれいな水」の指標とされる炭酸濃度も、名水百選の岩手県龍泉洞地底湖の水と比べて3倍以上。おいしい水や健康飲料に関心が高まる昨今、名水を求める人々がひっきりなしに訪れるのも頷けます。
自然が生んだ奇跡の名水龍淵寺発行の会報誌「青龍寺だより」で、この観音霊水について詳しく解説されています。「大自然からの素晴らしいプレゼント。このすぐれた水環境を次の世代に受け継ぐためには、"水と共に生きる"をテーマに、環境保全に対する深い理解と協力が必要です」。
大自然の奇跡が生んだ観音霊水をぜひ一度味わってみませんか?
中央道・飯田IC/松川ICから80分
環境省指定「名水百選」のひとつ、猿庫(さるくら)の泉。飯田市の北西、風越山山麓に湧き出している名水です。
江戸時代、茶道宗偏龍不蔵竜渓が茶の湯に適した水を求め、天竜川を遡行してこの名水を探しあてたと伝えられています。日本茶に向いた軟水で、保存会による「野点」も行われています。
飯田ICから車20分・JR飯田駅から車10分・徒歩45分