桜並木通りのロータリーから、飯田線と平行する、
画像の広い通りを南下すると、やがて飯田駅に通じる中央通りを横切る。
この辺りから、狭い路地が直角に何本か交わるけれど、これが「裏界線」。
大火のあとの区画整理で、消防車のホースが届かないような
過密を避けるために設けられたそうである。裏界線に入りこむときは
自転車を降りて押そう。ある裏界線で、妙に食欲をそそる匂いが
流れてきて、表側の広い通りに出たら「おたぐり」の店であった。
前項の通りは、ほどなくガソリンスタンドと人形店のある、
信号交差点に達する。この四辻の南西側の角に、「大平街道」の入口を
示す道標がある。飯田峠(1235m)と大平峠(1358m)を越え、
木曾へ向うルートの起点だ。
大平街道の道標は最近のものだが、その10数m北側には、
飯田最古の道標もある。画像の小さな石造りの道標がそれだ。
※大平街道は標高の高い峠越えの上級者向けコースであり、
例年12月から4月にかけての冬季は凍結で閉鎖されるので注意。
3-1の広い通りを中央通りとの交差点を越えて直進すると、
3-2の地点に至るのだけれど、ここを直進すると、道幅は少し狭くなり、
自歩道もなくなる。実はこれが、旧三州街道なのだ。
この辺り、学帽型の郵便ポスト、長源寺や柏心寺といった
飯田出身の著名人の墓所のある名刹、絶妙な味わいの民家など、
いかにも旧街道沿いならではの風物が多い。
現在の三州街道(国道)は、市役所をはさんで南東側にあり、
飯田IC方面と、中央通りにつながっている。
※なお、この国道は番号の表記がさまざまなため、混乱しやすいので注意。
管理上正式には256号だそうだが、中央通りの部分は151号と表記される。
少し古い地図では、153号となっていることもある。
市役所の南東側に回ると、市営扇町駐車場(WCあり)をはさんで、
「飯田市営動物園」がある。ポケットサイズの動物園だけれど、
ペンギンがいたりして可愛い。自転車は適切なところに駐輪すべし。
鉄道ファン系の人に面白いのは、園内を走る遊園地鉄道。
400㎜ゲージのバッテリー駆動弁慶号なのだ。大人も乗れる。
私は大喜びで乗りましたぞ。ちゃんと踏切もあるのだ。
市営動物園の南側は、ちょっとした谷になっている。
この谷の反対側に、岬のように突き出した愛宕神社の境内がある。
まずはお参りをすませてから、画像の市営動物園の方角を望む。
すると、旧市街「丘の上」が乗っかっている段丘の端が
よく見えるのだ。何本か坂があって、斜めに段丘崖を上ってゆく様子や、
その辺りに旧い民家などが集まっているのがよく分かる。
立体的な街ならではの面白さだ。
ちょっと順番が前後するけど、市営動物園が面している通りを東進すると、りんご並木通りの端にさしかかる。りんご並木通りに入って、
一本目の通りが知久町の通り、二本目が画像の本町の通りだ。
本町の通りとの交差を右折して東に下ると、左手に「川本喜八郎人形美術館」があり、これは一見の価値あり。その一階に「まちなかインフォメーションセンター(8:30~19:00 年末年始を除き無休)」がある。
パンフレットももらえるし、いろいろ情報も仕入れられますよ。