しらびそ高原から原生林(尾高山)へミニ登山

しらびそ高原から1時間ほどで行ける原生林へ行ってきました。
倒木が苔で覆われ、地面全体に苔が広がる景色に驚きました。
標高2200mの世界は、冬は雪で覆われる過酷な条件です。
何百年という年月をかけ、苔やキノコが倒木を土に還していく。
その、もの凄い時間の流れと、苔むした倒木から育とうとする小さな木の苗に生命の力を感じました。
地域外の方ばかりでなく、地域内の皆さんにもぜひ、訪れてもらいたい場所です。
今回は、しらびそ峠の脇から登山道が整備されている尾高山へミニ登山です。南アルプスの山々は遠く、素人はなかなか行けませんが、片道2時間のこのコースなら何とかなりそうです。
全長約3km、往復約4時間です。
看板の下には木の杖が何本か置いてありました。

しらびそ峠(1,833m)は少し雲が出ています。尾高山(2,212m)の眺望はどうでしょうか。

最初は、笹で覆われた道を登ります。少し、傾斜が急で、先を急ぎすぎると息が上がってしまいます。

樹木名板があるほか、残りの距離を表示した案内看板も立っています。

苔むした倒木のあと。笹の中を登っていきます。

笹が広がる中に木が点々と立ち、光があたって何ともいえない雰囲気です。

これはシカの通り道。近年、シカが増えすぎて、山全体の下草を食べてしまったり、里の農産物を荒らしたり、被害が出ています。

こちらはクマタカの巣あと。今回は、地元の方と一緒に登ったので、いろいろなお話をお聞きすることができました。

左はシカの足あと。 右は、うれしくない熊の足あと。

熊よけに、鈴をつけて行きましょう。

途中、ビューポイントがあります。

しばらく登ると、ハイランドしらびそ(1,918m)が眼下に見えます。

1時間ほど登ると、一面が苔で覆われた前尾高山に到着しました。
倒木が苔で覆われ、その、朽ちた木を養分として新しい木が生長し、また、風雪で倒れる。
その長い年月の繰り返しで土ができていきます。その時間を考えるとため息が出ます。
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苔むした中から、新しい生命が育とうとしています。
標高2,000mは冬は雪に覆われるのでしょう。短い夏に、少しずつ成長していくのでしょう。

前尾高山を過ぎると少し下ります。木の根が出ていますが、とても滑りやすく、注意が必要です。
装備は、スニーカーでも上れますが、靴底がデコボコした登山向けの靴がおすすめです。
また、雨具、おにぎりや軽食、水筒、ゴミ袋、杖などももっていきましょう。
カメラも。天候が良くないと光量が不足するので、ミニ三脚があると、きれいに撮れると思います。
私は、手持ちで撮ったので手ぶれ写真です(涙)。

約2時間で山頂です。途中、一面にシダ類が覆う場所もあります。

お昼のおにぎりは本当においしかった。

眺めの方は、雲が次々と湧いて来てしまい、一瞬、稜線の一部が見えただけでした。
大鹿方面も、雲の中でした。残念。
それでも、前尾高山の一面に苔で覆われた原生林を見られただけでも感激です。
その往復であれば、2時間かかりません。それでも、十分に味わえると思います。

倒木から育った木が、大きく育つ間に倒木は風化して土になってしまい、根がむき出しになっています。
このような木が至る所にあります。

しらびそ峠に戻ると、雲が出ていました。どうも、雲の中まで登ってきたようです。
眺望は今ひとつでしたが、とても楽しめたミニ登山でした。
ちなみに、飯田市の中心部から、しらびそ峠までは1時間強。
そこから昼食時間も含め、5時間弱のミニ登山でした。
途中、名古屋からいらしたご夫婦とすれ違いました。
まだまだ、知られていない穴場だと思います。単独は寂しいので、ぜひ、グループで登ってみてください。
途中、少しあったゴミを回収してきました。登られた際には、ゴミに気づかれた方は、ぜひ回収していただき、皆さんが気持ちよく自然のままの風景を見て、感激していただきたいと思います。




