十二薬師巡りが旅の原型だった?

十二薬師を回ってきました。
各薬師では、地元の皆様が湯茶の接待をしてくれます。
どこへ行っても、「さあ、お茶をどうぞ」と、勧めてくれます。
本当は、お茶をいただき、話をしながら回れたら本当の巡礼なんだと思いましたが、あまり時間がなかったので半分くらいはお断りしてしまいました。
それでも、回っていくうちに、いろいろなことを考えました。

一礼をしてから真言を3回唱えます。
そして、自分の回りや、これから出会う人たちの健康を祈りました。
(なんと言っても次は12年後!ですから。)
優しそうな顔をした薬師様です。
右手に何やら紐がくくりつけてあります。
不思議な顔をしてその紐を見ていると、係の方が教えてくれました。
薬師様の手に結ばれた紐は、正面の柱に結ばれています。
正面の柱に触ることで、間接的に、薬師様に触れることができるというのです。

もちろん、それからは、各薬師様の柱に触ってまわりました。


いろいろな薬師様があります。
これを見ても、多分、ご自分でお参りしないと御利益はないと思います。
(インターネットがいくら便利といえどもそのプロセスは重要です。)
途中、雨が降り出したり、慌てて転んでしまったりとトラブルもありました。
だからこそ、かもしれませんが、回り終わった時はひとつの達成感がありました。
四国巡礼なども、修行のために設定されたと聞きます。
小さな願掛けもかなうかもしれません。

また、かつて、普通の人々が許されて旅をするのは、元善光寺やお伊勢参りなどのお参りに限られていたと聞きました。
その旅の途中でいろいろな国の人に出会い、話を聞く。
それが旅だったのではないかと思います。
回っていく中では、その薬師堂の成り立ちを教えていただいたり、「どこから来たんな」とか、「若い衆が信心してお参りしてくれるのはありがたいなぁ」などど言っていただきましたし、皆さん、にこやかにお茶を勧めていただいたり、暖かいもてなしに心が温かくなりました。

記帳いただいた御朱印も、よい記念になります。
なお、御開帳は4月11日までです。




